拡大する百貨店 中国小売業規模の推移(2003年〜2006年)
2006年中国小売企業の売り上げが持続的に上昇した。中国における一定規模以上(注1)の百貨店の売上は1519.3 億元に達し、対同期比19.1%増、2006年社会消費財小売総額(注2)の1.99% を占めた。
小売チェーン店の売上における上昇率の推移(2003年〜2006年)
2006年、百貨店の店舗数は著しく増加した。一定規模以上の百貨チェーン店の数は33.64%増で、専業店、スーパー等小売5業態のうち店舗数が最も増えた業態である。
2003年〜2006年において、百貨チェーンの店舗数の平均増加率は35.1%である。百貨店は店舗数の増加により規模が拡大してきた。
小売チェーン店の店舗数の増加率の推移(2003年〜2006年)
2006年、一定規模以上の百貨チェーン店における営業面積も持続的に拡大し、対同期比18.94%増。
小売チェーン店における営業面積の増加率の推移(2003年〜2006年)
店舗数かつ営業面積の増加にしたがい、2006 年、一定規模以上の百貨チェーン店に従事する従業員も増加し、11.6% 増となったが、店舗数及び営業面積の上昇よりは下回った。
小売チェーン店に従事する従業員の増加率の推移(2003年〜2006年)
2006年、一定規模以上の百貨チェーン店は店舗数及び営業面積の拡大にしたがい、企業の売上は急速に上昇した。小売における5つの業態のうち、百貨店は専業店に次いで
成長が速かった小売業態であり、一店舗における年間平均的な売上は3300 万元である。
2006年〜2007 年、百貨店における店舗数の増加率はこの数年間で最高となり、33.64% に達した。中国における百貨店は、主に店舗数の増加という手段により、
企業規模及び市場占有率を拡大させた。2006 年から百貨店における M&A も増えてきた。
2006年〜2007年、百貨店は規模を拡大させると同時に、収益率も大幅に上昇させた。百貨商業協会によると、2006 年の小売百貨店における売上は 3301 億元に達し、
対同期比 13.1% 増。主営業務における収益は 276.8 億元に達し、対同期比19.5% 増。 2003 年以降、初めて収益増加率が売上増加率を上回った。
百貨店における売上及び利益増加率の推移(2003年〜2006年)
※注1:一定規模以上(一定規模以上=年商2000万元以上の卸売企業、500万元以上の小売企業、200万元以上の飲食企業を指す。)
※注2:社会消費財小売総額(社会消費財小売総額=卸売、小売、出版、郵政、そのほかサービス等の業界において、個人または企業、学校などの団体向けに販売された商品)
の総額。消費の活発さを推し量るマクロ指標。
※注3:専業店:専門的にある品種の商品を経営する店、消費者のある種類の商品に対する多様性なニーズに満たす。例えば、宝石店、洋服店、本屋、薬品販売店等。
専売店:主にあるブランドの各種商品を経営する店。例えば、ハイアルの電化製品の専売店、ナイキのスポーツウェアーの専売店等。
出所:中国小売業門戸網聯商網