インターネットの利便性を感じる人々が益々多くなってきた一方で、インターネット接続設備等のコストが低下してきた。また、収入の向上とともに、インターネット
利用者の規模は、大幅に拡大してきた。
2008年6月末現在、中国におけるインターネット利用者数は2.53億に達し、インターネット利用者の規模は世界一となった。前年度同期比で9,100万人の増加であり、
56.2%増であった。
2005年6月〜2008年6月 中国におけるインターネット利用者数
2 インターネット利用者の属性
→中国におけるインターネット利用者のうち、女性が46.4%を占め、2007年末より3.6%増となった。中国においてインターネット利用者の性差は徐々になくなってきた。
→中国におけるインターネット利用者の主体は30歳以下の者であり、総利用者数の68.6%を占めている。若年層では、インターネット利用が娯楽のひとつになっている。
2008年上半年において30歳以下のインターネット利用者は900万人以上を増加した。
→学歴別に見ると、インターネット利用者のうち高卒者が最も多い、39%の割合を占めている。インターネットの利用は大衆化してきたため、インターネット利用者の
学歴構造は徐々に中国の総人口の学歴構造と似通ってきた。
→学生が最もインターネットを利用し、7,600万人の利用者数に達し、30%を占めている。2007年年末より1,552万人の増加であった。
3 インターネット利用者の月収
30.5%のインターネット利用者の月収は500元以下であった、この月収レベルの者はインターネットを最も多く利用している。学生のインターネット利用者の月収はほとんど1000元以下であった。学生におけるインターネットの利用率は30%に達しているため、インターネット利用者における平均月収を低下させている。
学生及び非学生のインターネット利用者における月収比較
4 インターネットを利用する場所
→インターネットを利用する環境が大きく変わってきおり、家でインターネットを利用する者が増えてきた。2007年末の67.3%から2008年6月の74.1%まで上昇した。
→2008年上半年においてインターネットを利用する場所の第2位はネットカフェであった。ネットカフェの利用者数は9,918万人で、2007年末より2,800万人を増加し39.2%を占めた。ネットカフェを利用した者のうち半分以上は男性、63.3%を占めた。また、70.7%のネットカフェ利用者は24歳以下の若者であった。
5 インターネットの利用目的
ネットで音楽を利用目的とする利用者の規模が最も多く、2.14億人に達した。ネットニュースを目的とする利用者のランキングは2007年12月より2位ほど上がり、第2位となり、2.06億人に達した。2008年上半年において重大な事件が多く発生したためネットでニュースの利用率は大幅増加してきた。
インターネットの利用目的におけるランキングは2007年末と比べ多少違いが出てきたが、それぞれの利用目的における利用者数は上昇している。
前10位の利用目的は、ネット音楽、ネットニュース、チャット、ネット画像及び動画、検索エンジン、電子メール、ネットゲーム、ブログ/個人スペース、掲示板/BBS、ネットショッピングとなった。ネット音楽、ネット画像及び動画、
ネットゲームはまだ中国のネット利用者にとっての主なインターネット活動である。基礎利用であるチャット、検索エンジン、電子メールも前10位に入り、利用率は全て60%を超えている。また、ブログ/個人スペースや掲示板/BBS等の利用も中国において盛んになっていく傾向が見られる。ネットショッピングが前10位に入ったことにより、
Eビジネスを代表とする実用的なネット利用目的は既に中国のネット利用者にとって生活の中で欠かせないものとなった。
目的別のインターネット利用率及び利用者数
2008年6月及び2007年12月における目的別インターネット利用率の比較
出所:「中国互聯網信息中心」