安定成長を続ける中国紡績製品の輸出だが、楽観視できない将来
中国の紡績品は、狭義の紡績品と服装類の2種類から成る。狭義の紡績品は主に紡績糸、織物などを指す。
近年、中国における紡績品の輸出市場は、年平均成長率が20%で安定成長している。中国税関の最新データによると、2006年の中国の紡績品輸出総額は1,439.9億米ドルに達し、うち服装類(靴下、手袋、マフラー、帽子も含む)の輸出額は951.9億米ドルで対前年比28.9%増、狭義の紡績品の輸出額は488億米ドルで対前年比18.7%増であった。
しかし、紡績品は今後、多くの貿易摩擦に遭遇する可能性がある。中国の主な輸出国がアンチ・ダンピングや特別保護貿易制度などの自国産業救済措置をとるほか、アメリカの経済成長の鈍化、EUが2007年6月1日から全面的に実施する化学品管理の新法規“REACH制度”(化学品に関する登記、評価、権限の授与及び制限制度)なども中国の紡績品輸出市場に影響をしてくると思われ、楽観視は出来ないとみられている。
出所:中国貿易救済信息ネット