中国では、クレジットカードの普及は十分でなく、「銀聯カード」と呼ばれるカードの利用が一般的である。銀聯カードは、銀行が共同で発行している決済用カードであり、
加盟店舗でデビットカードとして使用できる。買い物をするとその場で銀行から引き落とされる仕組みである。しかし、クレジットカードとは異なるため、銀行口座の残高
以上の買い物はできない。発行枚数は13億枚、加盟店舗数は中国国内で 74万店といわれ、国外では世界 28カ国で使用可能である。日本でも一部の店舗では使用でき、
2008 年4 月末には加盟店が 1 万店を超え、使用可能な ATM も 4.6 万台を超えている。中国銀聯のデータでは春節期間中の日本での使用額が1日1億円を超えたという。
2008 年4 月にDCCI(中国インターネット協会インターネットデータセンター)から発表された『2008年第1期中国互聯ユーザーブランド調査』からブランド別の銀聯カードの状況をみる。
@市場占有率
市場占有率では、中国工商銀行が60%と圧倒的なシェアを占めている。その他の主要な銀行でも、10%に満たない。
市場占有率
A使用意向
今後1年間に、最も使用しようと思うカードを聞いたところ、市場占有率では圧倒的であった中国工商銀行が22%と1位ではあるものの大きく比率を下げ、その分、各銀行の比率が高まっている。
B使用満足度
使用満足度についてみると、中国工商銀行は満足(「非常に満足」と「比較的満足」の合計)では、主要銀行中7位と大きく順位を下げており、あまり高い満足度を得ていない。最も評価の高かったのは招商銀行であり、次いで中国民生銀行である。