中国における海洋経済の成長状況
2007年中国の海洋経済の生産総額(注1)は持続的に成長し、中国の国民経済及び社会発展に大きな貢献を遂げた。
1.海洋経済概況
2007年中国における海洋生産総額は 24,929 億元に達し、対前年比 15.1% 増となり、GDPの 10.11% を占めた。そのうち、海洋産業の年間増加額は 14,844 億元、海洋関係産業の年間増加額は 10,085 億元であった。
産業分類別に計算すると、第一次産業の増加額は 1,274 億元、第二次産業の増加額は 11,503 億元、第三次産業の増加額は 12,152 億元であった。海洋経済分野の産業構造も改善が進んでいる。第一次産業、第二次産業、第三次産業(注2)の比率(全体を100とする)は 5:46:49 になった。第一次産業の割合が大幅に減少する一方、第二次、第三次産業は比較的早いペースで成長し、バランスが改善されている。
2003年〜2007年における海洋生産総額の推移
2.主要海洋産業別概況
海洋生物医薬産業、海洋電力産業、海水利用産業等の新興産業は急速に成長してきた、優位性を持つ伝統的な海洋産業、例えば海洋輸送産業、海洋船舶工業等は引き続き安定した成長ぶりを保っている。
⇒海洋生物医薬産業
2007年において新薬の研究かつ成果転換を強化しつつあり、年間の増加額は40億元に達し、対前年比37.7%増となった。
⇒海洋輸送業
2007年において海洋輸送業は持続的に成長を保ち、年間増加額は3,414億元に達し、対前年比21.1%増となった。億トンクラスの港湾は14個増え、貨物取扱量及びコンテナ扱い量は5年連続で世界1位をキープした。
⇒沿海観光業
2007年において沿海旅行についての消費ニーズは引き続き伸びてきた傾向が見られ、年間増加額は3,242億元に達し、対前年比19.9%増となった。
⇒海洋船舶工業
2007年において船舶製品の輸出は急速に成長してきた。年間増加額は448億元に達し、対前年比17.6%の増となった。造船の完工量は1,800万積載トン、新規受注は世界1位に躍進した。
⇒製塩業
2007年において製塩の増加額は50億元に達し、対前年比17.4%増となった。
⇒そのた
海洋天然ガス、電力業、化学工業、海水利用業、漁業等も2006年に比べると伸びてきた傾向が見られた。但し、鉱業は2006年に比べ24.2%下回った。
※注1:
海洋産業:海洋資源及び空間を利用し行われた生産かつサービス活動を指す。海洋漁業、海洋交通運輸、海洋天然ガス、沿海観光、海洋船舶、海塩・海洋化工、海水淡水化、海洋医薬など。
※注2:
海洋三次産業:海洋三次産業は以下の通りで分けている:第1次産業とは、海洋漁業である;第2次産業とは、海洋天然ガス、海洋鉱業、製塩、海洋化工、海洋生物医薬、海洋電力及び海水利用業、海洋船舶工業、海洋工事建築業等である。第3次産業とは、海洋輸送業、沿海旅行業、海洋科学研究教育、社会サービス業である。
出所:中国海洋情報網