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中国で初の5G通話 5G商用化は2020年の見込み(中国)

2017年4月3日、通信大手のチャイナモバイルとZTEが中国国内初の5G通話を行ったと報じられ、大きな話題となっている。中国政府は「第十三次五カ年計画綱要」、「第十三次五カ年計画期国家情報化計画」、「国家情報化発展戦略綱要」や関連政策で国として5G産業を積極的に推進する姿勢を見せており、政府主導で多くの資金を投じている。 2018年6月には5Gの国際標準の第1版が制定される見込みで、中国は標準化と研究開発、テストを同時に進行、2019年には大規模にネットワーク建設を進め、2020年からの大規模商用化を目指す。世界に先駆けて商用化を進め、5Gの世界市場で優位に立つのが狙いだ。
 中国における5Gの基礎研究テストは、関連技術のテスト、技術プランの検証、システムの検証という三つの段階に分けて行われている。第1段階の技術テストは2016年1月、工業情報化部などにより組織された「IMT-2020(5G)推進チーム」が北京市懐柔区に30基地のネットワークを建設して実施された。続いて第2段階のテストが2017年9月に終了、2017年末からは第3段階に入っている。また、5Gの応用プランを募集するコンテストを実施し、広く社会からアイデアを集めている。
 政府主導のほか、民間企業も積極的に動いている。チャイナモバイルは、2018年内に杭州、上海、広州、蘇州、武漢の5都市でそれぞれ100カ所以上の5G基地局を建設して5Gの大規模実証試験を計画している。さらに、北京、雄安新区(河北省)、重慶、蘭州など12都市で5G業務とこれを応用したビジネスモデルを展開するという。今後、2019年に商業運用を試験的に実施し、2020年には商業運用態勢の完成を目指す。また、通信機器大手のファーウェイは2019年に5G端末を市場投入する計画で、すでに大規模製品化段階に入ったとしており、2017年には40億元を投資、2018年にはさらに投資を増やす意向を示している。
 5Gの商用化により、通信分野以外のさまざまな分野における産業においても発展がさらに促進されると考えられている。中でも、最も期待されているのが自動車産業と通信会社の融合によるコネクテッド・カー関連産業の発展だ。中国は「中国製造2025」の中で、新エネ車と並んで人工知能とコネクテッド・カーを重点的に推進する方針を定めている。 
 中国情報通信研究院が公表した「5G経済社会影響白書」によると、2030年には5Gが中国にもたらす経済波及効果は16億9,000万元(約287兆円)、経済的付加価値は6兆5,000億元(約110兆円)に達し、1,950万人の雇用創出につながると予測している。
 中国ではすでに6G移動通信システムの研究に着手したとの工業情報化部長の発言も伝えられた。5Gへの正式な移行に先立ち、次世代となる6Gを見据えた取組がすでに始まっている。 。

Source:
中国首个5G电话打通 可商用5G手机预计2019年推出 2018.4.2
http://www.chinanews.com/cj/2018/04-02/8482042.shtml
首个电话打通 5G商用提速 2018.4.3
http://www.ce.cn/cysc/tech/gd2012/201804/03/t20180403_28698046.shtml
中国信通院发布《5G经济社会影响白皮书》 2017.6.3 

 

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